【保存版】転職エージェントを複数利用する場合のメリット・デメリットを解説

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こんにちは。ペーすけです。

人材系企業2社で約5年間
トータル数百名以上の方の転職支援をサポートしてきました。
自身の転職経験も踏まえ、現在転職活動中の方はもちろん、転職を検討されている方、将来的な転職に備え情報収集中の方にとって、役立つ情報を発信します。

・転職活動を始めたいけどまず何から準備すればいいかわからない。
・自分の強みやアピールポイントが何なのか誰かに相談したい。
・非公開の求人をたくさん見てみたい。

このような不安や要望がある方で、転職エージェントを活用される方は近年増加しているように感じます。
以前に比べて、転職エージェントというものが一般的なものになっているのかもしれません。

ただ世の中にエージェントサービスは多々あり、周りに聞けば複数のエージェントを併用しているという話もよく聞くと思います。
複数のエージェントを使うことにはどのような意味があるのか、正直よくわからないという方も多いのではないでしょうか。

  • 転職エージェントを複数使うのは普通?
  • エージェントを複数使うメリットって何?
  • エージェントを複数使う際の注意点は?

今回は転職エージェント複数利用のメリットやデメリットを整理して、転職活動を検討されている方が自分に合った正しい方法でエージェントを利用いただけるようなお話ができればと思います。

転職エージェントの複数利用は一般的

自分自身も転職エージェントの人間として、日々転職をご検討されている方々とお話していますが、大体5〜6割程度の方々は既に他の転職エージェントを利用されている状態でご相談に来られます。
我々もご相談に来られる方々が複数エージェントを利用する前提でサポートを考えておりますので、それ自体は全く問題ないことですし、むしろ半分以上の方々が複数利用されている状態ですので、その方が一般的とも言えるでしょう。

ただぜひ避けていただきたいのは、”何となく”複数のエージェントに登録し、意図なくそのまま複数利用することです。
ネット上の情報などで”まず転職エージェントは複数利用しよう”といったものをよく見かけると思いますが、それが必ずしも自分にマッチする方法かというと、決してそうではありません。
ちなみに私自身もこれまで転職を2回経験していますが、いずれもエージェントは1社しか利用しませんでした。
それは、これからお話しするメリット・デメリットを踏まえ、自分には1社利用の方が合っていると判断した為です。

皆様もぜひ以下説明する要素を踏まえ、複数のエージェントを利用するか否か、ご判断いただければと思います。

エージェント複数利用のメリット

それではまずは複数利用することのメリットを説明します。
メリットについてはある程度ご認識いただけているかとも思いますが、改めて参考になればと思います。

複数のアドバイザーから客観的なアドバイスがもらえる

転職エージェントを複数利用すると、その分自分を担当してくれるキャリアコンサルタントやアドバイザーの数も増えますので、偏ったアドバイスになりにくいです。
様々な経験や実績を持った担当者から、客観的な意見をもらえるので、自分の中でそれらを咀嚼してフラットに決断できるのはメリットでしょう。

求職者の可能性をどこまで見出せるかは、やはり担当者の経験値やこれまでの実績次第で変わってきますので、自分の経験やスキルでどれだけの求人にチャレンジできる可能性があるか徹底的に確認をしたい方は、色々なエージェントの担当者に話を聞いてみても良いかもしれません。

求人を網羅的に確認できる

利用するエージェントが増えれば、それぞれのエージェントが抱える分だけ応募対象となる求人の量も増えるので、求人を網羅的に確認できるようになるという点も間違いなくメリットだと思います。

もちろんエージェント間で重複している求人も多々あるかと思いますが、そのエージェント独占で取り扱っている求人も存在します。
しかもそれが意外と大手企業の求人でも普通に起こり得る為、要件上は通過可能性もあったのに応募できないまま終わってしまったというようなことがあると非常にもったいないです。
転職エージェントや求人そのものにもよりますが、一旦どんな求人を取り扱っているかだけ内容をチェックすることも問題ないので、各エージェントの求人情報を収集してみてから、どう利用していくかを判断するのもよいでしょう。

エージェント複数利用のデメリット

ここからはエージェントを複数利用する際のデメリットをお伝えします。
これが意外と抜けてしまっている、あるいはかなり甘く考えてしまっている方が多い為、しっかりチェックいただければと思います。

スケジュール管理・調整が難航するリスクが高まる

転職エージェントを複数利用する際の一番のデメリットがこの点です。
本来、自分の管理する手間や作業はエージェントにアウトソースできるはずですし、むしろそれがエージェントを利用する意味でもあるはずです。
面接の日程調整や内定時の回答期限延長など、転職活動におけるスケジュールの調整はまさに転職エージェントに任せるべき部分でしょう。
ただし、これが複数のエージェントを利用すると、エージェントとエージェントの間で自分がハブになってしまう構図となり、結局自分自身でスケジュールをコントロールせざるを得なくなってしまいます。

またビジネス上、転職エージェント同士はいわゆる競合関係にあたります。
当然ですが、競合に負けたくないという心理が働くエージェントや担当者も、一定数存在するはずです。
全てのエージェントや担当者がそのような対応をするというわけでは決してないですが、自分たち以外のエージェントが有利になるようなスケジュールの調整を、進んで対応はしないようなケースも容易にあり得ます。

これらの点は複数利用する際のデメリットとして、活動をスムーズに進められない、あるいは納得感のない活動になってしまうリスクがあるので、認識した上で判断した方がよいでしょう。

アドバイザー毎にアドバイスが異なり迷いが生まれてしまう

これはメリットの裏返しで、アドバイスがあまりに多岐に渡ってしまうと、それによって迷いが生まれてしまう方も多いです。
自分の中でしっかりした軸があり、様々な意見を聞いた上で最後は自分で判断できる方は全く問題ないですが、特に初めて転職活動をするような方の場合は、転職エージェントの意見を全て鵜呑みにしてしまい、自分の活動軸にブレが出てきてしまうこともあるでしょう。

そのような方の場合ご自身の性格も踏まえて、複数利用するにしても2〜3社程度に収めるなど、一定制限を設けることをおすすめします。

エージェントを使わず自分で応募する場合の注意点

冒頭でエージェントの複数利用は一般的とお話しましたが、エージェントを全く使わずに、自分自身で転職活動を進める方ももちろんいらっしゃいます。
エージェントを利用しないことのメリットや注意すべきポイントは、こちらの記事でまとめているので、気になる方はぜひチェックしてもらった上で、エージェントの利用可否を判断してみてください。

まとめ

今回は転職エージェントの複数利用について、メリットとデメリットを整理してお話しました。
転職エージェントはこれまで蓄積してきたナレッジや、求人企業と築いてきた関係性など、やはり個人では持っていない利用価値があると思います。
これは実際エージェントの中で働いている人間からしても、そのように感じる所です。
ですので、ぜひ転職活動を検討されている方には”上手く”利用していただきたいなと思います。
本日ご説明した要素をしっかり踏まえた上で、自分にあったエージェントの活用方法を見出し、有意義に転職活動を進めてください。

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