転職したいけど怖い・・あなたの不安を解消する【5つのポイント】

JobChange

こんにちは。ペーすけです。

人材系企業2社で約5年間
トータル数百名以上の方の転職支援をサポートしてきました。
今も現役です。

自身も2度転職しているのですが
転職って色々な不安や怖さがつきまといますよね。

  • 自分の経験が新しい会社で通用するのかな・・・
  • 人間関係うまくやっていけるかな・・・
  • そもそも自分に転職先なんてあるのか・・・
  • エージェントに変な会社へ入れられてしまうことが怖い・・・
  • 転職してもすぐ辞めて無職になったらどうしよう・・・

今日はそんな怖さの解消に少しでもつながるような話を書きました。

入社後不安の解消につながる「面接」「面談」「発想」のポイント

いざ転職すべきかどうかの判断を迫られると
「自分の経験が新しい環境でも本当に通用するのか・・・」
と不安になってしまうもの。

完全に払拭はできなくても
以下の方法や発想を予め知っておくと少し気持ちがラクになるはずです。

【面接】上司となる面接官に具体的な業務内容を質問する

一次面接の面接官は、あなたの上司になる現場の人間が務めるケースが多いです。
(もちろん例外もありますので、面接官情報の確認は常に怠らず。)

面接では逆質問の時間が設けられることがほとんどですので、

  • 入社後の具体的な業務内容
  • 自身を取り巻く組織体制
  • 業務で使用するツールやシステム

など、自分が働く姿を具体的にイメージできるよう
必要な情報は積極的に質問しましょう。

「もし入社するとなった際、自分がどのように貢献できるかイメージしておきたいので」


などと前置きすれば、多少質問が多くなってもネガティブな印象になりにくいです。

【面談】内定獲得後、自分と似た境遇の中途社員との面談設定を打診する

その会社へ転職した人の中で
自分と似た境遇(年齢や役職など)の社員と面談設定を打診してみましょう。

不安に感じる要素は人それぞれですが
年齢や役職が近しい人物であれば共感してくれる可能性も高い為、質問もしやすいです。

前提としてそのような面談が必ず実施できるわけではないですが
打診自体がネガティブな印象につながることは基本的にありませんので
企業やエージェントに聞いてみるだけでもしてみましょう。

【発想】”不安の面積=自身の成長余地”であるということ

ここまでお伝えしたことを踏まえても
転職への怖さが完全に拭える人はほとんどいないのではないでしょうか。
新しい環境に飛び込むわけですから、それは当然だと思います。

ただ一度冷静に考えていただきたいのは
“怖さや不安が何もない環境”に飛び込んだとして、自分はどのようなものが得られるのかということです。

最近は労働市場における人々の価値観も急激に変化してきており
これまで”待遇””働き方(特に残業時間)”に紐づいた内容が多かった転職相談も
最近では”市場価値向上””スキルアップ”に重きを置いた相談が非常に多くなってきています。

このブログをご覧いただいている皆様の中にも少なからず
自分自身をより成長させて、個人でも生き抜いていけるような人材になりたいという思いをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

新しい環境における不安な部分は、それだけ自分が成長できる余地やチャンスがあることの裏返しと考えられると良いと思います。

経験のないことに対して不安を感じ
それができるようになるとその不安はあなたの”価値”に変換されるはずです。

転職は人間関係以外の要素で比較すべき理由

Group of business people.Business people sharing their ideas.


新しい会社で周囲の人たちとうまく付き合っていけるかどうか・・・

もしかしたら転職への怖さの中でも最も大きな要素かもしれませんね。

ただ残念ながら、「人間関係の不安」は会社員として組織で働く限り一生付き纏うものです。
つまり「人間関係の不安=転職で根本的な解決は見込めないもの」と捉えた方が、結果的に転職後のミスマッチも防げるかと思います。

なぜ「人間関係の不安」が転職で解決できないのかというと
自分のコントロールが効かない要素が多すぎる為です。
よく転職先を決める際に「面接をしてくれた面接官の印象がどの会社よりもよかった」というポイントで決める方がいらっしゃるのですが、はっきり言って非常に危険な決め方だと思います。

1つの参考情報として加味する分にはもちろん良いのですが、その会社の社員は面接官以外にも大勢いますし、上司となるはずだった人が自分が入社してすぐ別部署へ異動になってしまう可能性だって大いにあり得ます。
自分自身が別部署へ異動になることも、もちろんあり得ますよね。

「人間関係の不安は無くならないもの」と割り切ってしまった方が精神衛生上も良いですし
転職先の決断も人間関係以外の軸で各社を見比べて自分にとってメリットの多い会社を選択することをオススメします。

”転職”と”転職活動”は切り分けて考える

今の会社への不満は多々ある一方、
「自分なんかが転職できる会社が本当にあるのかな・・」
と不安に思ってしまい、なかなか動き出せないということもあると思います。
「どこにも内定がもらえなかったら・・・」なんて未来を想像すると
なんだかこれまでの自分が否定されてしまうのではないかと怖くなってしまいますよね。

そのような方に意識していただきたいのは、
”転職”と”転職活動”はしっかりと切り分けて考え、まずは”転職活動”をしてみるということです。

これは私の勝手な考えですが
”転職”と”転職活動”は、以下のようにも言い換えても良いと思います。

  • 転職→意思決定
  • 転職活動→確認作業

転職は意思決定ですので、リスクを伴います。
基本的に一度意思決定をしたら、後戻りはできません。
(もちろんこれも例外はありますが、あくまで例外であるということでご認識ください)

リスクがあるので決断に対して不安や怖さを感じることは当然だと思いますし
下した決断が結果失敗だったと感じてしまうこともあるでしょう。

一方で、少し乱暴な表現かもしれませんが、
転職活動は「確認作業」と思っていただけると良いかと思います。
確認作業ですので、進めることで大きなリスクは基本的に存在しません。
(もちろん今の会社に活動がバレてしまうような行動は慎みましょう)

転職活動というと実際に書類選考や面接を受けるようなフェーズをイメージされることが多いと思いますが、書類選考を受ける前段階でも、色々な準備や作業が発生します。

  • そもそも転職で何を解決したいのか自身の転職軸の整理
  • 応募に必要な書類を作成するためのスキルの棚卸し
  • 棚卸したスキルを元に必要書類の作成
  • 応募する求人の選定 など

これらも含めて転職活動です。
そしてこれらの整理や準備をやってみると、色々なことがわかってきます。
“今まで自分は何が分からなかったのか”がわかると言った感覚が近いかもしれません。

  • 現職に対する不満の根源は何なのか
  • 書類作成はどれぐらい時間がかかるものか
  • 興味のあった企業はどんなスキルを求めるのか など

これらの確認を1つずつ進めていくだけでも、漠然としていた不安や怖さが、少しずつ言語化できてくるはずです。

「自分なんかが転職できる会社が果たしてあるのかな・・」

「自分のスキルを活かせる企業だとこの●社の求人で、年収は上がりそうだけどちょっと会社の規模が小さくなっちゃうんだよな。すごい興味があってぜひ入社したい●社だと、▲のスキルが全然足りてないんだよな。今の会社で▲のスキルを積める部署ってあったかな・・・」


完全に払拭はできないにせよ、元々の漠然としていた不安の粒度がかなり細かくなり、次に自分が取るべきアクションも明確になってくるはずです。
転職活動は確認作業ですので、確認した結果、転職の検討を一旦止めてしまうことも全く問題ありません。

ただ、確認作業(転職活動)の前と後では、あなたの見えている景色は大なり小なり変わっているはずです。
それによって、後の行動にも変化が生まれてくるはずですし、それこそ転職活動の大きなメリットと言えます。

エージェントの担当者が合わなければ担当変更の打診を

Young hispanic businessman smiling happy using smartphone at the city.

転職経験が一度も無い方にとっては、「転職エージェントって何か怖い・・・」という感覚もあるかもしれませんね。

  • 「担当者は自分と性格の合う人かな・・」
  • 「変な会社に入れられてしまうようなことないかな・・」
  • 「ちゃんと相手にしてもらえるかな・・」 など

まず転職エージェントにも様々な種類がありますので、それはネットで軽くでも調べてみることをオススメします。
業界特化型、ベンチャー特化型、高年収帯域専門、、、など

あらゆる切り口で専門性を高めたエージェントが存在しますが、初めてエージェントを利用する方々はいわゆる総合型のエージェント(リクルート、DODA、マイナビなど)にまずは登録し、相談してみると良いかと思います。

総合型は求人数が多いことなどがよくメリットに挙げられますが、もう1つ、キャリアコンサルタントの数が多いこともメリットです。

例えば
「求人の数や種類は魅力的だけど、担当してくれた人と何か会話が噛み合わないんだよな」

といったようなことがあれば、担当者の変更を申し出るといった選択を取ることも可能です。

総合型のエージェントであれば、基本的に応じてくれる可能性が高いですので、自分にあった信頼できるキャリアコンサルタントを選びましょう。

「担当してくれていた方に申し訳ないな・・」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、キャリアコンサルタント当人やエージェント側ではそのような対応は日常茶飯事ですので、担当変更の要望があったからといって正直そこまで気にしていません。
(もちろん改善すべき点はしっかりと受け止めますが)

どのエージェントを利用するかと同等あるいはそれ以上に
「どのコンサルタントに担当してもらうか」がとても重要です。
自分に合った担当者に転職活動を伴走してもらえれば、活動における不安も軽減されるはずです。

必ず複数社の選考を比較しながら受けるべき理由

Portrait of a young pensive businesswoman wearing a brown shirt and standing near a whiteboard with a pros and cons scheme



転職するからには失敗したくない。

転職を目指す人なら誰しもが思うことだと思います。
ただ残念ながら入社後に何らかのミスマッチを感じ、短い期間で転職あるいは退職してしまうようなケースも実際あります。

そのような話を聞くと、「もし転職先をすぐ辞めないといけないような状況になった時、次の会社はすぐ決まるのだろうか」「行き先が決まらないまま無職になってしまうようなことはないか」と先々のことも不安に思ってしまいますよね。

そのような不安を少しでも軽減するために
転職活動中は必ず複数企業の選考を同時に受けながら比較検討することをオススメします。

面接を受けた1社の印象が非常に良く

「もうこの会社から内定がもらえればOK!」

という形で他社の選考を受けない、あるいは受ける予定の選考を全て辞退してしまうといったケースがよくあります。

自分にマッチしていると思う企業に巡り会えたことはもちろん、良いことなのですが、客観的にはこのような活動の仕方はあまりオススメしません。

転職先でミスマッチがあった時、退職したい気持ちに拍車をかけてしまうのは
「この会社よりもっと良い会社があったのでは・・」という後悔の念である場合が多いです。

最終的にその会社に転職を決めるとしても、しっかり他の企業のオファー内容や業務内容、社風などとも比較検討した結果の判断と、そうでない場合とでは、決断の納得感に雲泥の差が出ます。

また転職活動中にしっかり複数社の選考を受けておくと、自分自身がどのような求人でニーズがあって、転職マーケットではどのような経験・スキルの評価が高いのかを多角的に把握することができます。

裏を返すと自分の転職市場における評価がどのようなものかをシビアに把握せざるを得なくもなります。

志望度が高い1社の選考だけで突っ走るのではなく、一度冷静に自分の状況を俯瞰しましょう。

複数の企業をしっかり比較検討した結果の転職であれば、仮に入社後ミスマッチを感じた場合でも、
退職すべきかどうか一度冷静に考えるストッパーにもなりますし
再度転職活動をした場合のある程度の選択肢が想定できる状態も作れる為オススメです。

具体的な応募社数の目安や、進め方のイメージをこちらの記事にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

今日は5つのポイントを通じて、転職への怖さ軽減に少しでもつながるような話を書きました。
完全に不安が払拭されることはないと思いますが、そのような不安な気持ちもしっかり受け止めた上で、納得感のある転職を実現できるよう、今回のブログが少しでも参考になればと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました