こんにちは。ペーすけです。
人材系企業2社で約5年間
トータル数百名以上の方の転職支援をしてきました。
今も現役で多くの方々のサポートをしています。
いよいよ次は最終面接
- 最終面接なんてもうほとんど内定だから
- 基本的に顔合わせだから心配しなくていいよ
- よっぽどのことがない限り落ちることはないよ
なんてこともよく聞くし、まぁ大丈夫だろって思っちゃいますよね。
でも周りを見渡すと
「最終面接で落ちた・・・」
なんて友人もいませんか?
- 最終面接で落ちることってやっぱりあるの?
- 落ちるとしたらどれくらいの可能性で落ちることがあるのか知りたい・・
- 実際落ちてしまうケースってどんな場合なのか?
- 最終面接までにできることって何があるのか?
- 一次面接で言ったことと何か変える必要はあるの?
最終面接で内定を勝ち取る為に、ぜひ参考にしてほしい話を書きました。
最終面接まで進んだ時点でまず自信を持つべき理由
新卒採用と異なり、中途採用は2〜3回の面接で結果が出るケースも多く、あっという間に選考が進みます
面接も基本的に1対1で、集団面接などもほとんどない為
- 自分以外にどんな人がその求人に応募しているか
- どれぐらいの数の人が応募しているか
- どんな人が今選考に残っているのか
といったことを気にする間もなく選考が進んでしまうことがほとんどです。
ただ、多くの方々をサポートしている我々の立場からみると
最終面接まで残ることがどれだけ大変なことで
どれだけ限られたチャンスかといったことを日々感じることができます。
確かにまだ内定ではないのですが
書類選考そして一次面接や二次面接を通過している時点で
想像している以上の数のライバルに勝って、あなたは今最終面接の土俵に立っているのです。
当然企業の評価も高いが故に、自社の代表や経営層といった忙しい人間のスケジュールを調整してまで、あなたに最終面接の案内を送っています。
まずそのことにしっかり自信を持って、あとは最後のゴールをしっかり決めるべく、最終面接の準備に取り掛かりましょう。
最終面接に備えて準備すべきこと【3選】
![](https://lifework-hr.com/wp-content/uploads/2021/08/shutterstock_373931122.jpg)
Man getting ready for work.
一次面接は通過しているわけですので、基本的に最終面接で話す内容を大きく変える必要はありません。
ですが、以下のポイントを意識の上、一次面接で話した内容を最終面接バージョンにアップデートできると、内定をさらにグッと引き寄せられるでしょう
1.最終面接官の情報を徹底的に収集すること
最終面接官の情報を可能な限り収集しましょう。
エージェントに情報提供を依頼するもよし、またエージェントの使用有無に関わらず、採用HPやネットの記事・インタビューなどにも目を通しておき、最終面接官となる方の大事にしている信念やビジョンも把握しておきましょう。
最終面接では、その会社の社風や方針、ビジョンへのマッチ度合いもはかられます。
言わずもがな、その会社の社風や方針、ビジョンの起点はその会社のリーダーである代表もしくは代表含む経営層です。
その会社全体の考え方や今後の道筋を把握する上では、最終面接官となる代表や経営メンバーの方を深く理解しておくことは必須と心得るべきです。
また、ただでさえ緊張する最終面接ですので、予め最終面接官の為人をある程度でもイメージしておけると過度な緊張も防げるでしょう。
2.志望動機をアップデートすること
先ほども述べたように、最終面接ではその会社の社風や方針、ビジョンへのマッチ度合いがはかられます。
一次面接で伝えた志望動機は、まだ最終面接官の情報を集める前に準備したものだと思いますので、このタイミングで収集した最終面接官のデータも踏まえ、アップデートしましょう。
その会社が属する業界や事業への興味だけでなく、その会社の事業やサービスの根幹にあるビジョンや信念はどのようなものなのか、そしてそれらにどのような共感を持ったのかといった深度まで深く入り込み、準備することをオススメします。
3.貢献できるスキルと経験の再整理+自分のビジョン
最終面接では社風やビジョンへのマッチ度合いが大事と言いつつ
とはいっても経験・スキルの貢献イメージは大前提として非常に大事なポイントです。
一次面接でもし伝えきれなかった反省点があればそれも含め、応募したポジションに対して、自分がどのようなスキルを活用してどのように貢献できると考えているのか、整理し直しておきましょう。
また入社してからの貢献アピールだけでなく、想定でも良いので、3年後・5年後といった将来的な自身のビジョンも伝えられるとより好印象につながります。
企業が最終面接で社風やビジョンへのマッチ度合いを気にするのも、結局のところ
「この方はうちの会社にしっかり定着して、長く活躍し続けてくれる方か」
という部分を判断したいからです。
ですので、その会社に入ってから少し先のビジョンまでイメージできていると、企業としては長期的な活躍イメージも湧きやすく、内定の可能性がさらに高まります。
最終面接で不合格になってしまうケース
![](https://lifework-hr.com/wp-content/uploads/2021/08/shutterstock_1667438362.jpg)
Stressed young woman holding head in hands, feeling desperate about financial problems, dismissive notice, failed test. Depressed businesswoman shocked by bank loan rejection, domestic bills.
色々な準備をして臨んだにも関わらず、最終面接で不合格となってしまうケースも実際あります。
「何らかのスキルや経験の不足」といった理由であれば、スキルの差は一朝一夕で埋まるものではないですし、ある種致し方がないと割り切ることもできますが、意外とそうではない不合格理由もあったりします。
事前準備次第で防げた可能性が高い理由も多い為、以下ぜひ参考にしてみてください。
入社への意欲・熱意が見えなかった
「最終面接まできて意欲って・・・・」と思う方もいるかもしれませんが、意外とこのような要素が理由で不合格になってしまうケースも多いです。
少し気恥ずかしさもあってか、あえて面接の中で「御社が第一志望です!」などと言わない方も多いかもしれません。
ただ、入社意欲は口に出して伝えないと企業に伝わりません。
至極当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、これができていない方は意外と多いです。
エージェントを経由して志望順位を伝えることももちろんアリなのですが、やはり面接官も”人”ですので、候補者ご本人の口から直接意欲や熱意が伝わると印象もだいぶ変わってきます。
あとで後悔することのないよう、きっちり言葉にして伝えるようにしましょう。
また応募企業やポジションについて、あまりに調査不足の印象があると、「本当にウチに意欲あるの?」とネガティブな評価になってしまうケースもありますので、求人票や企業のHPあるいは採用ページに記載されているような情報はもちろん、その会社のサービスや事業についてもネット上の関連記事や一次面接で質問しておくなどして、しっかりインプットしておきましょう。
なぜ当社なのかが不明瞭だった
先ほど準備すべきことで紹介した「志望動機のアップデート」が不足しているからでしょうか。
これもよくある不合格理由です。
一次面接と最終面接は面接官が異なります。
面接官が異なると、当然候補者をチェックする視座も異なります。
自分の部下を採用したい一次面接の面接官は、基本的には想定している役割や業務に対して、即戦力として活躍してくれる方かどうかという目線が強まります。
自分がもし部下を採用する立場になったらということを想像してみると、イメージしやすいはずです。
一方で最終面接の面接官となる代表や経営層の方々はどうでしょう。
足元で任せたい役割や業務へのマッチ度合いをチェックするのはもちろんですが
- 他の部門の仕事も将来的に任せられそうな方かな
- 将来的に経営メンバーに入って来れそうな方かな
- 会社全体に良い影響を与えてくれる方かな など
もう少し大局的な視点から、「果たしてこの人を採用すべきか」という判断をするはずです。
何度もお伝えしますが、最終面接では「この方はうちの会社にしっかり定着して、長く活躍し続けてくれる方か」という判断をされる場です。
だとすると、募集しているポジションでの活躍だけでなく、その後別の役割やミッションを与えても活躍してもらえそうな方を採用したくなる面接官側の考えも、ご理解いただけるはずです。
一次面接と最終面接では、目的や評価されるポイントが変わってくることを予め認識しておきましょう。
まとめ
今回は最終面接に絞って、自身の経験則も交えながらお話させてもらいました。
最終面接まで残っていれば企業の評価が高いことは間違いないので、それは自信を持って欲しいのですが、ただ油断は禁物。
「内定の神は細部に宿る」
最後まで油断せず、細かな所まで念入りな準備を行っていただければと思います。
コメント