【上司に事前相談はNG】いつ転職を伝えるか?一般的なタイミングと注意点

JobChange
Frustrated asian businessman in office.

こんにちは。ペーすけです。

人材系企業2社で約5年間
トータル数百名以上の方の転職支援をサポートしてきました。
自身の転職経験も踏まえ、現在転職活動中の方はもちろん、転職を検討されている方、将来的な転職に備え情報収集中の方にとって、役立つ情報を発信します。

転職をするとなると、当然ですが今の会社に退職を申し入れるタイミングが必ずきます。
新卒で入った会社であれば、退職すること自体が初めての経験なので色々不安に思ってしまいますよね

  • 今の会社にはいつ辞めることを伝えればいいの?
  • 忙しすぎて転職活動できないから先に今の会社を辞めてもよい?
  • 信頼できる上司に転職の相談はしても問題ない?

今回は、転職の際に現職へどのタイミングで退職を伝えていくべきか、退職の前に気をつけるべきポイントなどを説明します。

内定獲得から退職までの基本的な流れ

まず面接を経て無事内定を獲得してから、今の会社を退職するまでの基本的な流れを説明します。

最終面接

内定獲得

内定承諾

退職の申し入れ・退職交渉

退職日・入社日の確定

引き継ぎ・退職の事務手続き

退職

基本的に今の会社に退職を伝えるのは、内定を獲得して、承諾した後になります。
内定を獲得した時点で伝えてしまう方もいらっしゃいますが、あまりオススメしません。
内定獲得後に色々質問をしてみたらミスマッチな部分がポロポロ出てきて、承諾に迷いが出てきてしまい、、でも今の会社にはやめると伝えてしまって後には引けないといったケースがあるからです。
そうなってしまうと納得感のない、何かモヤモヤした転職になってしまいます。

ある種今の会社はしっかり保険としてとっておいて、しっかり納得した転職先を決めるまでは退職は伝えない方がベターでしょう。

原則社内の上司や同僚に転職の相談はすべきでない理由

今の会社に退職するとは伝えないけど、事前に信頼できる上司や同僚には相談も含めて話しておきたいという方は多くいらっしゃるかと思います。
ただこれも客観的にはオススメない行動です。
私も転職を2度していますが、いずれの時も現職社内の人間には誰にも何も話さず、転職活動を進めました。
なぜ上司や同僚にも相談はすべきではないのか、以下に主な3つの理由をまとめます。

1.昇格のチャンスや裁量を与えられにくくなる

転職活動は必ず内定が出るとは限りません。
また、仮に内定が出たとしても、その内定が自分の納得できる条件のものかという部分も当然わからないでしょう。

そうなった時、最終的な決断として「今回は今の会社に残ることにしよう」という決断になる可能性も大いにあり得ます。
私もこれまで転職エージェントとしてたくさんの方々の転職支援に関わってきましたが、内定を獲得した方の中でも体感として3割程度の方々は、内定を辞退して今の会社に残るという決断をされている印象です。

今の会社に残ってまたしばらく働くとなった時に、上司や同僚含め社内の人間には全く何も話していない状態であれば、当然ですが何事もなかったかのように業務に戻れます。
ただ特に上司などに相談をしてしまっていると、上司の頭の中のどこかで「また転職を考える可能性の高いヤツ」というレッテルが貼られた状態になる可能性が高いです。
「自分の上司は信頼できる上司だから大丈夫」と考える人もいるかと思いますが、優秀な上司であるほど、重要な仕事や役割、大きな裁量を誰に与えるかを冷静に考えます。
またいつ辞めると言い出すかわからない人間に重要な仕事を任せることは、上司からするとかなりのリスクです。

重要な仕事や裁量が与えられない状態になると、当然目立った成果やチャンスも少なくなり、結果的に社内で昇格をしたり経営層に近いレイヤーに上がっていける可能性も低くなるでしょう。
今の会社に残る可能性もあって、残った場合はせっかくなら昇格や昇給を目指していきたいという方は、転職活動の話はせめて社外の方に相談すべきかと思います。

2.転職活動できないような負担を負わされるリスク

会社は基本的に社員には退職して欲しくありません。
昨今でいえば口コミサイトなどで企業の情報収集をする方も多いので、採用活動においてネガティブな影響が出てきてしまうのではという懸念ももちろんあるとは思いますが、まず何より企業が困るのは今その退職者が抱えている業務や役割をどうするんだという点です。
これが重要なミッションを任されているエース級の社員や、マネジメントの役割を担う管理職の社員等であれば尚の事になります。

もし転職の相談を事前にしていて、結果的に現職に残ることになった場合、次はもう転職活動をするような余裕を与えないように業務負荷を以前よりも多く与えるというようなケースもあります。
業務やその他色々な負担を与えてしまうことで、結果的に会社から心が離れてしまう方が多いと重いので、客観的には本末転倒なやり方のように思えますが、実際あり得る話ですのでやはり社内では話さない方が良いでしょう。

3.気まずい空気で居心地が悪くなる

周囲との関係性にもよると思いますが、単純に職場での居心地が悪くなってしまうという可能性もあります。
嘘みたいな話ですが、転職活動をして結果的に今の会社に残ったら、立場や役割もいわゆる”窓際”のような所に追いやられてしまい、結局退職をせざるを得ない状況になってしまったというようなことも実際に聞いたことがあります。
自分がもし何らかのリーダーの立場に立っているような方の場合は、上司や近しい同僚にだけ相談していたつもりが、どこからか話が漏れてしまって配下のメンバーにも知れ渡ってしまい、自身の求心力が低下してしまうというような状態になってしまうことは想像に難くないでしょう。
サラリーマンの方であれば皆様痛感されることも多いと思いますが、社内の噂話は自分が思っている以上に広く早く伝わります。
信頼できる上司、同僚であっても相応の覚悟で相談すべきでしょう。

退職を先に伝えてから転職活動する際の注意点

転職先はまだ決まってないけど、もうとにかく今の会社が嫌で一刻も早く辞めたい。
あるいは転職活動をしたいけど、業務が忙しすぎて活動の時間が全く取れない。
そのような事情で先に今の会社に退職を伝えてしまうことを決断するというケースもあると思います。

実際、ちょっと休む時間も欲しいからということでスパッと退職してしまう方も少なくない印象です。

ただそのような場合、今の会社に退職を伝える前あるいは退職してからでもなるべく早いタイミングで、事前にぜひ把握しておいてほしいポイントをこちらの記事でまとめてますので、気になる方はぜひチェックをお願いします。

まとめ

今回は今の会社に退職を伝える基本的なタイミング、退職を伝える前段階での注意点をいくつかご紹介しました。
転職活動は書類選考や複数回の面接など、選考段階でもちろん大きなプレッシャーや負担がかかってきますが、この退職の申し入れや退職交渉も負けず劣らずのプレッシャーと負担がかかる場面です。
また別の記事で今度は退職交渉時のポイントや意識すべきポイントもまとめられたらと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました