【履歴書の学歴はどこから書くのが基本?】転職の必要書類と記載ポイント

JobChange

こんにちは。ペーすけです。

人材系企業2社で約5年間
トータル数百名以上の方の転職支援をサポートしてきました。
自身の転職経験も踏まえ、現在転職活動中の方はもちろん、転職を検討されている方、将来的な転職に備え情報収集中の方にとって、役立つ情報を発信します。

転職活動のまず最初の壁となるのが、必要書類の用意。
何から手をつけてどういう内容を書けばいいのか、特に転職経験がない方は戸惑うかもしれませんね。

  • 履歴書の学歴欄はどこの学歴から記載すればよい?
  • 昔の会社の経歴も記載しないとダメ?
  • 履歴書と職務経歴書って何が違うの?

今日は転職活動時のよくある質問や不明点についてお話していければと思います。

「履歴書」と「職務経歴書」の違い

転職活動時に必要な書類は【履歴書】【職務経歴書】の基本的に2点です。
履歴とか経歴とか似たような言葉が含まれる為、よくごちゃごちゃにしてしまう方が多いのですが、この2点は全くの別物になります。

  • 履歴書・・・貴方の基本プロフィールを確認する為の書類 (氏名・年齢・住所・学歴・在籍企業の略歴など)
  • 職務経歴書・・・貴方が在籍企業で携わってきた業務内容詳細や培ってきた経験・スキルを確認するための書類

応募時点で企業はこの2点の書類を参考に書類選考を実施していきます。
※転職エージェントを活用している場合は、この2点の書類に加え、エージェント担当者が作成する推薦文が添えられる場合が多いです。

どちらも重要な書類ですが、書類選考でより重要になってくるのは【職務経歴書】になります。
履歴書はあくまで基本情報になるので、募集ポジションに対してどれだけ即戦力となる経験・スキルを保有しているかという最も重要なポイントは、職務経歴書でチェックすることになるからです。

履歴書・職務経歴書の基本フォーマットはエージェント各社がフリーでダウンロードできるように公開していますので、手元にサンプルなどをお持ちでない方は、以下からダウンロードいただけるとよいかと思います。
特に職務経歴書は決まったフォーマットというものがないということもあり、独自の書き方で作成される方もいますが、企業側の視点を意識できていない形になってしまっていることも多く散見される為、転職のナレッジを多く持っているエージェントのサンプルを使用した方が無難だと思います。

また外資系の企業や、業務での英語使用が必須のポジションでは、【英文レジュメ】が必要書類として追加される場合があります。
こちらも各エージェントが記載方法と合わせ、サンプルを公開していますので参考にしてみてください。

▼履歴書のサンプル
リクルートエージェント
doda
マイナビ

▼職務経歴書のサンプル
リクルートエージェント
doda
※マイナビは同一ページに履歴書・職務経歴書、両方のサンプルあり。

▼英文レジュメのサンプル
リクルートエージェント
doda
マイナビ

履歴書「学歴欄」の一般的な書き方

履歴書の記載方法でよく質問に上がるのが、「学歴欄」の記載方法です。
「学歴欄」の基本的な記載方法は以下となります。

高校の学歴から記載すること

まず学歴は高校から記載することが一般的です。
最終学歴だけ記載すれば良いと勘違いして、大学や大学院の学歴のみ記載する方も多いですが、高校の学歴から記載する形が一般的ですので注意しましょう。
学科やコースなども記載できるとよりGoodです。

浪人期間や留年期間があれば簡単に補足すること

高校卒業後に浪人期間があったり、大学で留年期間がある場合は、その旨予め補足で記載しておけると良いです。
学歴に限らずですが、説明のない空白期間が履歴書や職務経歴書にあると、書類選考中などに企業から確認が入ることも多い為。
浪人や留年の理由まで記載する必要はないですが、「高校卒業後、1年の浪人期間あり」「大学在学中、1年の留年あり」など、簡単に補足を記載しておきましょう。

以前の所属企業も漏れなく記載すべき理由

履歴書、そして職務経歴書でもよくある質問が、「以前に在籍した企業のことも記載した方がいいのか?」というもの。
短期間しか在籍していない場合は”少ししか在籍してなかったし、書かなくてもいいか”と思ってしまったり、”在籍社数が多いと企業の印象も悪くなりそうだから省こう”といった形で企業の印象を意識して書かない方がいいのではと考える方も多いと思います。

ただ結論から申し上げると、在籍期間の長短に関わらず、過去に在籍した企業の経歴は漏れなく記載した方がよいです。
理由は大きく2点あります。

1.企業が選考時に確認することが多い為

過去に在籍していた企業の経歴を書かないと、当然その期間が空白期間のような形となります。
先ほどの履歴書の項目でも少し触れましたが、説明のない空白期間が履歴書や職務経歴書にあると、企業から書類選考中などに「この期間は何をしていた期間ですか?」と確認が入ることがあります。

企業はこの空白期間に対して、思っている以上に敏感です。
どうせ確認されてしまうのであれば、初めから記載しておくことをおすすめします。

2.内定通知発行の稟議に必須の情報となる可能性がある為

意外と知られていないのが、この点。
最終面接が合格となった後、内定通知書の発行に”稟議”があることが一般的です。
社内の代表をはじめとする各決裁者の承認やハンコをもらったりするフローですね。

この稟議を通す上で、経歴に空白期間がない書類の提出や説明を求められるケースが企業によってあり得ます。
そしてそれは特に大手企業でよく見られるケースだったりしますので、これも後々結局確認が入る可能性があるのであれば初めから記載しておいた方がよいでしょう。

職務経歴書のブラッシュアップが重要な理由

今回記載した内容を踏まえ、履歴書についてはある程度決まったフォーマットであることも踏まえ、作成のイメージが何となく湧いたかと思います。
ただ職務経歴書については、書類選考で非常に重要な書類になりますので、サンプルを参考に一度書き上げてみたら転職エージェントのキャリアコンサルタントなどから、プロの視点でフィードバックを受けることをおすすめします。
私も何百何千という職務経歴書を見てきていますが、人によって本当に書き方が異なり、書類通過しやすそうかそうでないかも意外とパッと見である程度予想がつくことが多いです。
自分だけの視点で書き上げようとすると、どうしても企業側が何を求めているのかという視点が抜け、「自分がアピールしたいこと」だけを書いた内容になってしまう傾向が強いため、エージェントなどを活用して第3者からの視点を入れていただけると良いかと思います。

まとめ

今回は転職活動で必要になる書類の種類や記載方法について説明しました。
転職活動の最初にして最大の関門は書類選考です。
この書類選考の通過率を改善していければ転職活動も非常にスムーズに進みますので、何となくで作成したものを使用するのではなく、しっかりと時間を割いてクオリティを可能な限り高めていただくことをおすすめします。

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