金額の相場はどれぐらい?転職で年収アップを実現する為の重要ポイント

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Business men standing piled coins with motivation scale in speech bubble

こんにちは。ペーすけです。

人材系企業2社で約5年間
トータル数百名以上の方の転職支援をサポートしてきました。
自身の転職経験も踏まえ、現在転職活動中の方はもちろん、転職を検討されている方、将来的な転職に備え情報収集中の方にとって、役立つ情報を発信します。

転職するなら色々なリスクも伴うし、せめて年収はアップしたい。
転職活動をされる方であれば、ほとんどの方が思うことではないでしょうか。
でもそもそも転職で年収が上がる場合、どれぐらいの金額が一般的な相場感覚なのか、特に転職活動が初めての方はわからないと思います。
年収というシビアな部分だけに、周りの知人・友人にもなかなか具体的なことは聞きにくいですよね。

  • 転職で年収ってどれぐらい上がるもの?
  • 面接で希望年収はどう伝えるのがベスト?
  • 年収アップを実現するにはどうすればいい?

今回は、これまでの年収アップの転職支援サポート経験を踏まえ、年収アップの相場感や、年収アップを実現する為のポイントをお話します。

年収アップの一般的な相場は10万円以上〜100万円未満

まず、年収アップする場合の一般的な相場感覚ですが、現年収からおおよそ数十万円単位でのアップがほとんどだと思います。
私のこれまでの実績上、現年収から200〜300万円アップというような方も実際いらっしゃいましたが、かなり稀なケースです。
一般的には100万円以上のアップも珍しいケースであるというぐらいの認識でいた方が、相場感覚としては正しい認識だと思います。

また大前提として、転職で年収アップをすることは決して当たり前なことではありません。
あくまで企業の基本スタンスは「現年収維持」がベースです。

「業務内容や人間関係、評価制度なども含め、転職で初めての環境に飛び込むリスクを考えたら年収がアップしないと割りに合わない」と考える方も多いですが、リスクがあるのは企業も同じです。
面接で何時間か話を聞いただけで、まだ具体的な働きぶりをみていない段階でオファーを出すわけですから、入社した後に「思っていたより優秀な方じゃなかったな・・」となってしまうリスクも十分あり得ます。

後ほど説明する年収アップ実現のポイントにおいても重要な部分となりますが、この「年収アップは決して当たり前ではない」という前提認識をしっかり持った上で、戦略的に年収のアップを狙うことが大事になります。

面接では最低希望金額として現年収を伝えておくのがベター

面接で希望年収を聞かれた場合、年収をアップしたいから高めの金額を伝えた方がよいのか、企業の印象を踏まえたら現年収ぐらいを伝えた方がよいのか、迷う方も多いと思います。

そのような場合は、「最低希望金額」と「希望金額」に分け、最低希望として現年収の金額、希望年収として相場感を踏まえた少し高めの金額を提示できるとよいでしょう。
前の項目でお伝えしたように、企業の基本スタンスはあくまで「現年収維持」です。
それを踏まえずに、例えば希望年収のみで現年収+100万円の金額を伝えてしまった場合、企業によっては「自分の市場価値を客観視できていない方」という印象を抱くことも大いにあり得ます。
最低希望金額として、現年収の金額を合わせて提示することで、企業側の目線にも寄り添ったバランスの取れた回答になるでしょう。

何度もお伝えするように企業は「現年収維持」が基本スタンスですので、+100万円ものアップを希望する方に対しては、素朴に「なぜ100万円アップを希望するのか?」という疑問を抱きます。
実際、企業から転職エージェントに「●さんはなぜ●万円の年収アップを希望されるのですか?」と確認が入ることも頻繁にあります。
例えば昇格が確定しているなど、明確に伝えられる理由がない限りは、相場感とあまり乖離のない金額で抑えた方が無難でしょう。
おそらく大抵の方々が、何となくやキリがいいからという程度の理由で、+50万円や+100万円といった金額を提示される場合がほとんどだと思いますが、金額が大きくなればなるほど、年収をアップする明確な理由が必要になるということを認識しておいた方が良いです。
また年収アップも大事ですが、そもそも選考に合格しないことには元も子もございませんので、面接の段階ではまだ企業の印象もしっかり意識すべきかと思います。

年収アップを狙うには複数の内定獲得で交渉理由を作ろう

特別な理由がない限りは、相場感を意識した金額までで抑えるべきという話をしましたが、企業が比較的納得しやすい理由があります。
それは他社の内定条件を開示し、その条件を基準に希望年収を伝えていくということです。
企業にとってのライバルを作り、そのライバルを交渉材料にするというイメージです。

例えば第一志望のA社に希望年収を伝える場合、第二志望のB社のオファー金額をA社に伝え、その金額以上のオファーを提示いただけたらA社の内定を迷わず承諾できるといったようなことを伝えていけば、A社からすると納得感を持って検討しやすくなります。
B社からの提示金額がもし現年収よりも+50万円の金額だった場合は、A社が考慮してくれた場合、そこからさらに+数十万、場合によっては合計で現年収から+100万円といった水準のアップに到達する可能性もあるでしょう。

ただ自分の主観だけで何の根拠もなく、現年収+100万円の希望を伝えた所で、企業の印象は悪くなってしまう可能性の方が高いですが、他社のオファーがあればそれは主観ではなく客観的な事実ですので、わかりやすい交渉材料になります。
複数の企業をしっかり比較検討することは、自身の活動の納得感を高める上でも大事なポイントですが、年収アップにおいても重要な方法となります。
複数社を比較検討する重要性はこちらの記事にもまとめていますので、ぜひご確認ください。

年収アップに潜むリスクも事前にしっかり認識しよう

年収アップをひたすらに追い求める方も多いですが、入社後に自分の首を締めてしまうリスクもあることをしっかり認識しておきましょう。
単純な話で、年収アップにこだわり過ぎると、企業のあなたに対する期待値のハードルはどんどん高くなります。
結果的にアップを実現できたとして、入社後企業があなたにかける期待は非常に大きいものとなっているでしょうし、即戦力であることはもちろん、相応のプラスアルファの成果を早々に求めることもあるでしょう。
その期待も超えてみせる、というぐらいの気概がある方は全く問題ないと思いますが、入社後に企業から自分がどう見られるかを認識しないまま、年収アップばかりを追い求めるのは得策ではない場合もあります。

まとめ

今回は転職における年収アップの相場感や、年収アップ実現のポイントを説明しました。
記事の最後でお伝えしたように、年収アップは喜ばしい部分だけでなく、入社後の周囲からの期待ハードルを高める可能性もあります。
お金は大事であることに違いありませんので、適切な条件でオファーを提示してもらえるよう、伝えるべき所はしっかり企業に伝えるようにしましょう。
ただ転職活動が初めての方などは、この辺りの匙加減がやはり難しい部分もあると思いますので、年収についてある程度こだわって転職活動していきたいという方は、転職エージェントを利用されることをオススメします。
エージェントの担当者はこの手の類の相談や対応に慣れていますので、あなたの温度感に合わせて適切に相談に乗ってくれるはずです。

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