再応募はバレる？通過可能性は？転職活動の再応募で合格する3つのポイント

こんにちは。ペーすけです。

人材系企業2社で約5年間
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自身の転職経験も踏まえ、現在転職活動中の方はもちろん、転職を検討されている方、将来的な転職に備え情報収集中の方にとって、役立つ情報を発信します。

以前に応募して不合格になってしまった企業がどうしても諦めきれず再応募したい、というようなケースが転職活動をしていると起こり得ると思います。
ただそんな時、そもそも再応募ってルール上問題ないのか、一度不合格になっているのに合格になる可能性はあるのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は同じ企業に再応募したくなった場合に認識しておくべきことや、合格になる為のポイントについてお話します。

直近の再応募は履歴が残っていることが基本

まず「再応募は企業側にバレているのか」という点を気にされる方が多いですが、基本的に企業側の採用システムあるいはエージェントを間に挟んでいる場合はエージェント内のシステムで、その応募が再応募かどうかは把握できていることが多いです。
つまり、再応募はバレていると認識しておいた方がよいでしょう。
もちろん中にはそこまで徹底管理できていないという企業もあるかもしれませんが、少なくとも中途採用においてエージェントを活用している企業は、エージェント側のシステムを挟むことで再応募かどうかを把握できているはずです。

そのシステム上で応募履歴がどれくらい残り続けるかは一概に言えませんが、少なくとも数年単位で一定期間、各企業あるいは各エージェントで設定がされているはずです。
また、どのような経緯や事情であれば再応募は絶対NGという企業もあるかと思いますので、その場合は如何なる理由であっても残念ながら再応募で前回の結果が覆ることはないでしょう。

転職エージェントを活用されている方は、自分が再応募してみたい企業がある場合、その企業が再応募可能かどうか担当のキャリアアドバイザーに聞いてみると良いと思います。

再応募NGの期間は決まったルールがあるわけではない

「1年以内の再応募はNG」「3年経過すれば再応募しても問題ない」等々、再応募の期間については色々な言われ方をしていますが、まず転職活動において再応募期間に関する画一的なルールはありません。
企業によって一定期間を目安として設けている場合もありますが、再応募のポイントはあくまで期間ではなく、前回不合格になった理由が解決あるいは払拭できているかです。

極端な話、前回の不合格が何らかのスキル不足や経験不足だった場合、それが数ヶ月で積み上がったのであれば、1年経たずとも再応募して合格になる可能性はあるでしょう。
ただし一般的に考えて、新しいスキルや経験を、業務に活用できる相応のレベルまで定着させるには、どれだけ短くても最低1年はかかるものだろうというのが企業側および転職マーケット内での共通の認識です。

そこから「大体1年は経ってないと再応募は難しいよね」という何となくの風潮や共通認識が定着していったのかとは想定されます。

再応募で合格を勝ち取る為の3つのポイント

私のこれまでの経験上も、再応募をして合格の結果に変わった方が事実いらっしゃいます。
そのような方々に共通していた点や、何を工夫していたのかという点を本項目で説明したいと思います。

ただ期間を過ごすのではなく”スキル・経験”を積み上げる

先ほどもお伝えしたように、「●年経過するまで再応募してはいけない(≒●年経過すれば再応募してもよい)」といった期間に関する画一的なルールはありません。
裏を返せば、ただ期間が経過するのを待って再応募した所で、前回の結果が覆る可能性は極めて低いでしょう。

先ほどもお伝えしたように、ポイントはシンプルで、「前回不合格になった理由が払拭された状態になっているか」です。
決して期間ではありません。

選考でお見送りになってしまう理由で最も多いのは、やはり何らかのスキルや経験が、該当ポジションにおいて企業が求める水準に達していなかったというものです。< br>
もちろんそれ以外の理由で不合格になることもありますが、もし上記のようなスキル・経験に紐づく理由だった場合は、そのスキル・経験を現職の環境で積み上げるといったアクションをとる必要があるでしょう。
現職でどうしても積み上げが難しい場合は、それが可能な職場に転職をするのか、自己研鑽でスクールなどの通うのか、いずれにせよ何らかの形で、前回不合格時の状態から自分自身がパワーアップしないと再応募で良い結果を獲得することは困難です。

また前提として、不合格理由を払拭するには、その不合格理由の詳細を正しく把握しておかなければなりません。
転職エージェントを活用している場合は、エージェントの担当者に不合格理由の詳細共有を依頼しましょう。企業から共有が来ていない場合は、エージェントから企業に確認を入れてくれるはずです。
自分自身で直接応募した場合や、昨今増加しているリファラル経由での応募の場合は、不合格理由を直接企業に確認することになりますので少し気まずい部分もあるかもしれませんが、対応できる方は企業に直接聞いてみてもよいかと思います。
もしくは転職エージェントに登録だけしてみて、自分が再応募したい企業に実際合格している方々の傾向や特徴、共通点などを担当者から情報収集し、自分自身と合格者のギャップから改善点を推察するのもアリかもしれません。

過去応募した時から職務経歴書をブラッシュアップする

不合格になってから、新たなスキル・経験を積み上げたとしても、それが企業に伝わらなければ意味がありません。
面接では自分の口で説明できるチャンスがありますが、中途採用の場合、面接の前にまず書類選考に合格する必要があります。
書類選考において特に重要なのは、職務経歴書の内容です。
企業の目線や見方を意識した上で中身を練らないと、いくら積み上げたスキルや経験が素晴らしくても、それが企業に伝わらず不合格という結果のまま変わらないことになってしまうでしょう。
再応募時にエージェントの利用を予定している方は、前回使用した職務経歴書を担当者に共有し、改善点をフィードバックしてもらった上で、内容をブラッシュアップいただくことを強くおすすめします。

もし職務経歴書をイチから刷新したいという方は、こちらの記事からサンプルが複数種ダウンロードできるようになってますので、ぜひご参照ください。

再応募してまでその企業に入社したい理由・意欲を伝える

スキルや経験を積み上げた上で、最終的に重要になってくるのはやはり”意欲”だと考えられます。
なぜ一度不合格になっているにも関わらず、新たな経験を積んで再応募してまで、その企業に入社したいのかを面接でしっかりアピールしましょう。
もし前回の選考で面接対策をしていなかった場合は、各転職エージェントが展開している面接セミナーや模擬面接サービスを利用してもよいかもしれません。
こちらの記事では志望動機の考え方や作り方の説明もしていますので、もしそこから考え直したいという方がいらっしゃればぜひ参考にしてみてください。

また”意欲”は面接前の時点、つまり書類選考時点でもアピールになる可能性があります。
履歴書や職務経歴書の中にその企業を志望する理由、再応募する理由を記載したり、あるいは「志望動機書」を必要書類とは別で作成し、応募時に合わせて送付したりするなど、書類選考の通過可能性を高める為にいずれかの方法で自身の意欲をアピールするのもよいでしょう。

志向や社風とのミスマッチである場合は諦めも必要

前回不合格だった理由が、スキルや経験の観点ではなく、お互いの前提となる志向性や仕事に対する考え方のズレ、あるいは社風とのミスマッチなどといった理由である場合、残念ながら再応募をしても結果は変わらない可能性が高いです。
スキルや経験は新たに積むことで前回から変わることはできると思いますが、上記のような要素は数年で変化するようなものではなく、ある種その人のキャラクターや思考性に依存するものであるという見方が一般的な為、企業からすれば根本的にミスマッチであるという判断になっていると想定されます。

もちろんチャレンジをしなければ何も始まりませんので、ここまで説明したような工夫をできる限りした上で再応募してみるというのはアリだと思いますが、企業は1つではありませんので、他の企業に目を向けて自分にマッチする環境を探した方が転職活動としては有意義な時間の使い方になるでしょう。

まとめ

今回は転職活動における再応募について、認識しておくべき点や合格になる為のポイントなどをお話しました。
重複しますが、再応募において重要なのは期間ではなく、前回の不合格理由の解決・払拭です。
「●年経過すれば再応募してもよいのか」という点を気にする前に、転職エージェントを効率的に活用するなどして、前回なぜ不合格になってしまったのかを正しく把握し、その改善にまずは動きましょう。
その改善がなされない限り、いくら期間が経過しても合格可能性が高まることはありません。
再応募で内定を勝ち取り、実際転職を実現された方も多くいらっしゃいますので、今回説明させていただいたポイントをぜひ念頭に置いて、希望の企業からよい結果をいただけるよう頑張ってください。